2009'01.08.Thu
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花井→モモカン
しのーか、みずたに、さかえぐちのもどかしい△関係
いずみ→みはし(いずみは?)
的なテキスト糖度0をつらつらつづれたらいいなあな期間限定個人的な夏が終わるまでサイトにございます。
2007'08.06.Mon
インザサイレンス、インザブルー
いずみとみはしのナチュラルに捏造しまくりな小話。 いずみ→みはし?なかんじです。 軽い舌打ちとともに芯の切れたシャープペンを転がした。 ノートが汗でへばりつくのもわずらわしい。 ついでに古典は日本語じゃない。今決めたそうだ日本語じゃない。 ふてくされて軽く伸びをするとゆっくりと視線を窓際に向ける。 今日も今日とてじわりじわりと指先から侵食されていくような暑さだった。 部活のときの全身を飲み込み根こそぎ奪っていくような暑さとは違って、恨めしげに四角く切り取られた窓越しの空を眺めることしか出来ない暑さ。 古典教師の長ったらしい文法解説を主旋律に蝉が奏でる夏の音。 さらに5限目ともなると身が入らない。心はとうの昔に放課後に飛んでいる。 白い雲を視線で追いかけるぐらいなら土で薄汚れた球を全力で追いかけたい。 視線の先の我らが四番様は前から二番目の席にもかかわらず夢の中だ。 応援団長しかり。 真面目におきて授業を理解しようとしない奴らばかりだ。と内心毒づいてみる。 __浜田がまた一年残留だったら面白いのにな。 本人が聞いていたら憤慨するだろう事を考え鬱憤を晴らそうとするもやはり武力行使が伴わない制裁は気晴らしにならない。 ふと視線を移した斜め前の席で色素の薄いくせっ毛の頭が頼りなく揺れる。彼の席はカーテンがスクリーンの役割を果たして教師から視界を遮ってくれる絶好のポイントだ。 窓際、後ろの方と好条件がそろったその席の斜め後ろの席を引き当てたとき何故だかもやりとしたものが心に沈んだ。 蝉の声。 夏の青。 生ぬるい風がカーテンを膨らませる。踊るように。 イズミ、ねぇ___ 自主的に授業放棄した脳裏には懐かしい声が響く。 かつかつ。チョークが黒板に白く文字を彩る。 イズミがすきなんだ。つきあって、ください。 古典の授業のあと、教室移動の途中で彼女は切り出した。 彼女は、青と静寂のなかに溶け込むように立っていた。 その瞬間廊下には彼女と自分しかいなかった。 立ち尽くしたままの、2人で遠くで授業開始のチャイムを聞いた。彼女の手は緊張のせいか真っ白だった。 晩秋の青い空が遠く高く眩しかった。 自分はどう返したのだろうか。不思議と記憶に無い。 その後何とはなしに数ヶ月だけの付き合いを重ねて中学卒業と同時に自動消滅だったから肯定の返事を返したのだろう。 思い返せば彼女のささやかなところが好きだった。とてもおだやかな形で。 振り返るとき一瞬だけ首を右に傾けるところ。 指先だけで服の裾を掴む仕草。 日に透ける事がない真っ黒な髪。 転びそうな時に掴んだ腕が、酷く柔らかくて狼狽したこともあった。 同じ皮膚の下には同じ皮下脂肪があって、筋肉があって、骨やら神経やらがある。 それがわかっていても、あまりに違うその感触に戸惑ったのだ。 イズミ、___ 高い笑い声を掻き消そうと眉間に皺がよる。左手で米神を押さえると同時にチャイムがなって _今日はここまでー。予習を忘れるなよ。あと田島、寝るならせめて隠れて寝ろ。 なんて理解のある教師に苦笑される我らが4番の不満そうなうめきと笑い声がクラスを満たした。 斜め前の彼はようやく目を覚ますと慌てたように黒板を移し始める。 遅ぇよ。 内心の呟きが通じたのか彼はびくりと震えて振り向いた。 もやもやが加速度的に心で膨らむ。 綿飴のように。 ひらひらと左手で応えて、立ち上がった。 とたんに慌てて挙動不審におろおろする彼に苦笑を表面では返しつつ、視線は彼越しに青い空を見ていた。 寝ぼけた頭でノートを写すよりは、明日の朝錬後にでも写せよ。いまは寝てろ。 そういって頭をやんわり抑えてやると、眠気には勝てなかったのか彼はすぐに瞼を閉じた。 無許可で彼の前の席に座るとぼんやりと彼の寝顔を見つめた。 もやもやが収まらなくて、投手とは思えない細っこい腕をそっと掴んだ。 少しだけ鼓動が早くなるのを自覚する。きょろきょろと周りを見回せば浜田が田島になにやらせがまれていた。 寝ている三橋に気を使ったのかはたまた余計な気配りなのか廊下に2人が出て行く。 軽く浜田に手を上げて、寝顔を見るともなしに眺める。 長いというよりはびっしりと目の淵を飾る睫毛が震えるのが見える。 汗や涙で頻繁に濡れている睫毛が震える瞬間、自分の心のどこかも震える。 この感情はどこか違う。 彼女に向けていたものに似ているようで異なるようで、わからない。ただ持て余す。 だからもやもやが募る。彼のどんな些細な仕草も見落としたくないのに目を閉じろと囁く声がする。 あまり日焼けのあとが見られない(これは人のことをいえない立場だが)肌の下には、しなやかな筋肉が通っている。 投げる為に鍛えられてそぎ落とされたものだ。掴んだ感触は記憶の中の彼女のそれとはまったく異なる、どちらかと言えば己のものに近くて、何故かまた困惑する。 自分が何故困惑するか判らないのが一番もどかしい。 あのとき、彼女の腕を掴んだあのときのように戸惑う自分が答えだと知っているけれど。 やんわりと掴んだせいなのか目を覚ます気配の無いエースは無防備に投手の命である腕をつかまれている。 突然カーテンが一気に強い風に煽られて膨らんで、少しのあいだだけ2人を外界から隔離した。 布一枚隔てた日常と、温い風が孕む静かな青い狂気に犯された己の世界との境界線は布一枚。薄汚れた生成り。 世界が1つに戻る前に、一度だけ彼の頬に手を添えた。 あと、数秒だけの静寂。 夏の空は、じわりと青い。 いずみは絶対彼女いたよね! っていう妄想。 わたしが二の腕フェチなだけですつってきます 感想ツッコミなどコメントでいただけたら狂喜乱舞いたします。
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